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肺機能検査

検査の概要

肺機能検査(スパイロメトリー)は、マウスピースを口にくわえて 息を最大限に吸ったり吐いたりする ことで、肺活量・1 秒量・1 秒率などを測定する検査です。気管支喘息・COPD・間質性肺疾患などの呼吸器疾患の診断・重症度評価・治療効果判定に用います。痛みを伴わず、所要時間は 10〜15 分程度です。

何が分かるか

  • 肺活量 (VC): 最大限に吸って吐いた空気量。拘束性換気障害の指標
  • 努力性肺活量 (FVC) / 1 秒量 (FEV1) / 1 秒率 (FEV1%): 気道閉塞の評価(喘息・COPD のスクリーニング)
  • フローボリュームカーブ: 閉塞性 / 拘束性のパターン判別
  • 気管支拡張薬使用前後の比較で可逆性を評価(喘息か COPD かの鑑別)

どんな症状・疾患で使うか

  • 長引く咳・痰 → 喘息や COPD の評価
  • 労作時の息切れ → 気道閉塞・換気障害の有無
  • 夜間や早朝の咳・喘鳴 → 咳喘息・気管支喘息
  • 喫煙歴がある方の検査 → COPD のスクリーニング
  • 呼吸器疾患の定期的な治療効果判定
  • 術前評価(手術可否の参考)

検査の流れ

  1. 診察にて検査の必要性をご相談
  2. 検査の流れ・呼吸動作のレクチャー
  3. マウスピースをくわえ、鼻クリップを装着
  4. 「思いきり吸う → 一気に強く吐ききる」を 2〜3 回実施
  5. 必要に応じて気管支拡張薬吸入の前後で測定
  6. 結果は 呼吸器専門医が読影し、当日中にご説明します

受診時の注意点

  • 最大努力での呼吸動作が必要なため、検査の流れをよく聞いてからご協力ください
  • 検査前 1 時間以内の喫煙・激しい運動・暴飲暴食はお控えください
  • 気管支拡張薬を使用中の方は服薬時間を医師にお伝えください
  • 感冒症状・体調不良時は別日への振替をご相談ください
  • 義歯や入れ歯はそのままで検査できますが、外れる場合は事前にお申し出ください
  • 強い咳が出る・めまいを感じた場合は休憩しながら実施します

当院での対応範囲

南條内科では外来診療と並行して院内で肺機能検査を実施しています。呼吸器専門医が結果を読影するため、画像所見(胸部レントゲン・CT)・臨床所見と統合した評価が可能です。専門治療が必要な場合や、より高度な検査(呼気 NO 測定・呼吸抵抗測定など)が必要な場合は、連携医療機関へご紹介します。

担当・関連診療科

肺機能検査は 呼吸器内科 でお受けします。咳・息苦しさなどの症状でお悩みの方は 咳が続く / 息苦しい / 喘息 / COPD ページもご参考ください。

関連する検査

監修: 院長 平田 慎治(日本呼吸器学会 呼吸器専門医・日本内科学会 総合内科専門医)

最終更新: 2026 年 5 月 26 日

本ページの情報は一般的な医学情報であり、個別の診断・治療を保証するものではありません。症状の判断は必ず医師の診察を受けてください。検査の必要性・適応は診察に基づく医師の判断によります。最大努力での呼吸動作が必要なため、検査前 1 時間以内の喫煙・激しい運動・暴飲暴食はお控えください。気管支拡張薬を使用中の方は服薬時間を医師にお伝えください。